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記事一覧

(第113回)【小さな旅】清浄寺・親鸞聖人御木像出現池

 全くの私事だが、僕はこの夏に身近な人を二人、ほぼ同時に失った。一日目お通夜・二日目告別式と看取りの同時進行・三日目お通夜・四日目告別式というスケジュールはおそらく人生でもう二度と経験しないだろう。こうなると四十九日と納骨も中一日でとり行うことになるわけで、次の月にもまた二つのものを同時に用意するわけだから、イベント業者も真っ青なハードスケジュールを経験した。もはや感傷的な心情とはかけ離れた虚無と...

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(第112回)【小さな旅】都電荒川線

 都電荒川線に「東京さくらトラム」という愛称がついた。どうもしっくり来ない。僕にとってあくまで都電荒川線である。かつて国鉄がJRになったとき、いつまでたってもJRと呼べずに国鉄と呼んだ大人たちがいて、少々小馬鹿にしていたが、いよいよ僕もそちらの世界の住人になってきたのかもしれない。ただし、国電をE電と名付けたが、結局定着もせず、愛されもせずに闇から闇に葬ったという歴史もあるから、まだなんとも言えな...

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(第111回)【小さな旅】2020年上半期の鉄道写真

 僕は鉄道マニアではない。ただ、多くの方と同じように普段の足として鉄道を使っているから馴染みはあるし、毎日使えば愛着は湧いてくる。かつて、115系という近郊型電車で毎日通学をしていた。実際にはその頃は半分くらいは211系と呼ばれる当時の新型車両だったのだが、かぼちゃ色の115系には親近感があった。それが無くなると聞いたときはショックだった。日常の風景として存在するものは、あたかも永遠に存在するように錯覚し...

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(第110回)【小さな旅】さいたま新都心

 僕にとってなじみの深い街である。しかし、この街は子供の頃には存在しなかった街である。東京に住んでいた僕は、父親の故郷である新潟県に向かうときに必ず電車で通過をする場所だった。そこには広大な貨車の操車場があって、荒川を渡ったこと以上に埼玉県に入ったことを印象付ける場所であった。こんなに線路の本数がたくさんある場所は見たことがなかった。しかし、今はそれももうない。操車場は随分昔になくなり、その跡地に...

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(第109回)【小さな旅】金笛しょうゆパーク

 醤油がなくなった。これは日本人としてかなり困った事態なので、買いに行こうと思った。どうせなら、それほど遠くない場所に二つ、ひいきにしている醤油屋さんがあるので、そこまで買いに行ってくるかということになった。ちょうど腹も減っていたので、食事もできる金笛醤油の本社工場である「金笛しょうゆパーク」に行き先を決めた。 金笛醤油は寛政元年創業で230周年を迎える川越藩の老舗醤油蔵である。何でも現社長は家業を...

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プロフィール

たいやき

Author:たいやき
カメラ好きには写真家と写真機家の二種類がいるという。
ぼくは間違いなく写真機家なのだろう。
写真は一向に上達しないが、カメラはいつの間にか増えていく。

ご来訪ありがとうございます