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(第25回)ミノルタ ベクティスS-1(MINOLTA VECTIS S-1)

 ひょんなことからAPSフィルムを手に入れてしまった。僕はAPSフィルムが発表された当時、近い将来明らかにデジタルの技術に負けるだろうと思っていたので手を出さないでいた。フィルムカメラがここまで衰退するとまでは思っていなかったが、少なくとも初期のデジタルカメラの人気が画質の面からなかなか上がらなかったことをみて、生き残るのは135フィルムだろうと思っていた。 だが、既にAPSフィルムの製造が中止され...

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(第24回)ペンタックスDA35mm F2.4(PENTAX DA35mm F2.4)ペンタックスKAFマウント

 かつてのフィルム時代、標準レンズと言えば50mmを指した。80年代前半まではズームレンズと言えば高嶺の花で、一眼レフを月賦で手に入れても50mmの標準レンズ一本ですべての撮影をこなしていたという方も多くいらっしゃるだろう。例えば、撮影旅行に行っても標準レンズ一本。これは何も悪いことではなく、自分の好みの構図になるまで前に行ったり後ろに下がったり、そういう動きの中でレンズの性質を学習したりしていたのでは...

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(第23回)ニコン TWズーム85QD(Nikon TW Zoom85QD)

 なんとなく1990年前半に発売されたズームコンパクトフィルムカメラは、中古カメラ市場で一番注目度が低いのではないかと思っている。というのも、コンパクトというには図体があまりにもでかいからである。それに昨今のカメラ女子のハートを掴むようなデザインでもない。なんと言うか、カメラカメラした形状からかけ離れていった時代と言えるのではないかと思っている。 今回紹介するのは、Nikon TW Zoom85QDである。このころの...

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プロフィール

たいやき

Author:たいやき
カメラ好きには写真家と写真機家の二種類がいるという。
ぼくは間違いなく写真機家なのだろう。
写真は一向に上達しないが、カメラはいつの間にか増えていく。

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